私たちは「どうやって話すか」を考えるよりも「どうやって話さないか」「どうやって相手に話してもらうか」を考えなければいけない
相手に話してもらうことの3つのメリット
- 相手にいい印象を持たれやすくなる
- 会話に対する苦手意識がなくなる
- 会話がラクになる
人間は自分の話を聞いてもらうことに快感を覚える生き物
人間が他の人に自分の考えや感情を伝えるとき、脳の中で快楽物質であるドーパミンが分泌されることがわかっている。
会話全体の7割くらいを自分が話せないと、人は満足感を得にくい
多くの人は相手の話を聞いているつもりになっている
自分の話したい欲を抑えて相手の話を聞くことに専念するのは難しいこと
自分より知識・経験が豊富な人生の先輩の話を聞くことも重要ですが、それと同じくらい、自分よりもずっと年下の人間の話を聞くことは大事
自分が一方的に話をしても、その話は当然ながら、自分がすでに知っていること、わかっていることだけ。せっかく自分とは違う知識・考え方を持っていたり、違う経験をしている人の話をしっかり聞いて自分の糧にする
この人から何かを学ぼうという積極的な姿勢でいれば、自然と質問が思いつくし、相手の話から学べるところが見つかる。どんな相手とのコミュニケーションでも盛り上がる。
ポジティブ発言が多い人は「話しかけやすい」
自発的特徴変換とはポジティブな雰囲気の中で会話をするとそのポジティブな雰囲気・印象を会話している相手にも投影するもの。
結婚式というおめでたい雰囲気の中で出会うと、自然と相手にもいい印象を持ちやすい。
ルールを作る
○○のときは○○をする
「朝出社したら会った人すべてに笑顔で挨拶しよう」
話しかけやすい人
- 人間味がある
- 隙がある
- 怒らなそう
自己開示
自分の生い立ち、過去の失敗談など、自分のプライベートな情報を相手に話す
返報性の原理を使って「自分が話しをしたら、相手も同じように話をしてくれる」
まず軽く自分の話をすることで、相手も自分のことを話しやすい雰囲気をつくれる
心理的安全性
この人には何を言っても大丈夫だと感じられる状態
心理的な安全性が高い環境だと誰でも自然体の自分がさらけ出せます。
よく笑うだけで心理的安全性は高まる
ポジティブ発言を多くすること
よく笑う
この2つがコミュニケーションにおける心理的安全性を高め、相手が話しやすい空気を作り出す
リアクション
- リアクションゼロは印象がものすごくマイナスになる
- リアクションありで印象はプラスマイナスゼロになる
- 大きなリアクションでやっと印象がプラスになる
オウム返し
オウム返しで重要なのはつい何か一言加えたくなるのをグッとこらえて「オウム返しだけ」に留めること。そして相手の感情や表情、声の大きさなどを相手に合わせること
相手との会話が盛り上がる手っ取り早い方法は「共通の話題探し」
自分の知らない話題はいろいろ質問できる話題だから、それだけチャンス
アドバイスシーキング
人は自分の言葉で相手の価値観や行動を変えられたときに快感を覚える。
- 「こういう場合はどうしたらいいんですか?」
- 「どうやればそうなりますか?」
- 「それはどうやって手に入れたんですか?」
アドバイス・シーキングを行うと「一貫性の原理」というものが相手に働き、アドバイスを求めてきた相手を自然と好意的に感じるようになります。
「アドバイスしたから、この人が好きになる」
コミュニケーションのあらゆる悩みを解決しうるのは「笑顔」
相手に「私はあなたに興味を持っている」ということを伝える方法は質問
自分が話したときに、それについて質問されると「ちゃんと聞いてくれているんだ」と安心できる
縦の質問
相手の話題を深堀りする
相手が話してくれたことをもっとくわしく、具体的に聞いていく
横の質問
話題の軸をずらす
「横の質問」は必ずその前に「縦の質問」を何度かして、相手の話を深堀りしてからにした方がいい。
前の質問
過去
自分の楽しかったこと、そのときのポジティブな感情を思い出し、気持ちよく話すことができる
後の質問
未来に関する質問
相手の脳内にわくわくしたポジティブな気持ちを引き起こすことができるので、おすすめ
大体の人は自分の未来について「こうなったらいいなあ」「こうしたいなあ」というポジティブな思いを持っている
質問×ホメ
「肌がすごくきれいだなと思ったんですけど、ふだん、どういうケアをされているんですか?」
「その服、めちゃくちゃオシャレですけど、どこで買われたんですか?」
「すごく体が引き締まっていますけど、何かトレーニングされてるんですか?」
ただ褒めるだけだと相手の返事は「肯定/否定」の二択になってしまう。
2度目、3度目の会話
2度目以降の会話に困ってしまうのは、「初対面のときに何を話したのか忘れてしまっているから」