長期人生戦略

20%ルール

新しい挑戦が安定した収入につながるまでにはそれなりの時間がかかる。

挑戦に大切な6つのポイント

明日できることを明日に先延ばしするのは簡単だ。人生は長いのだから、もっと時間ができたらやればいい。だが夢に向かって行動したいなら、必要なのは「時間」ではなく「期限」だ。

20%ルールのリスクを最小限にする究極の方法は「たとえ負けても勝てるようにすること」だ。たとえ大きな成果につながらなくても、そこに自分にとって「新しい業界を知ることができる」「新しいソフトウェアの使い方を学べる」などプラスになる何かがあれば挑戦する価値はあるだろう。

最初は小さな、取るに足らない一歩でも10年後にはあなたとライバルの間に巨大な距離ができているはずだ。

物事は常に変化する。成功の秘訣は「予想もしていない新しいチャンスをつかむこと」だったりする。20%ルールを「10年単位」で活用できれば、最終的に目標を変えることになっても、それまでの努力が複利効果でかなり大きくなっている。その複利効果で得たものが未来の選択肢をさらに増やしてくれるだろう。

興味の対象が次から次へと変わっていては、一つのアイデアをじっくり育てることはできない。どんなに優れたアイデアでも、形になることはないだろう。
「今の自分にとって一番重要なものを選び、それだけに集中するのはとても難しい。なぜなら、一番重要なものは後から振り返って初めてわかるからだ」

顔を上げて新しいチャンスを「探すモード」なのか、下を向いて目の前のことに「集中するモード」なのか。この二つを混合してはいけない。それぞれのモードにはふさわしいタイミングがあり、自分がいまどちらのモードにいるべきかを知るのが重要だ。

探すモードと集中モードで人生にメリハリをつけると、集中力を有効に活用することができる。

学ぶ

学ぶことそれ自体は収入を生まない。目指している分野の大体の枠組みをつかみ、自分の方向性も見えてきたら、今度は世の中にアウトプットしなければならない。

創造する

波を起こしたいなら「自分のアイデアを創造してシェアする」ことがカギになる。

つながる

小さな努力でも継続すれば、いつか誰かの目にとまる。
正しい人とつながれば、サポートしてもらえる。自分の声をもっとたくさんの人に届けられたりする。

「とにかく人の輪に交わることだ。自分がどんな人を求めているのかわからない状態でも、新しい人間関係の中に入っていく。気の合う人はきっと見つかる。考えてばかりではいつまでたっても始められない」

狭い人脈しかないことはいずれ成長への足かせになるだろう。
時間をつくって他者とつながり、新しいコミュニティに参加することは成功への大きな足掛かりになる。

収穫する

積み重ねた努力から豊かな実りを収穫することができる。

簡単な道のりではなかった。最初は右も左もわからなかった。とにかく飛び込み、そして学んだ。
自分のアイデアを創造し、それを世の中に伝える努力もしてきた。最初は鳴かず飛ばずの状態だっただろう。今から振り返ると少し恥ずかしくなるかもしれない。しかし、最初はできなくて当然だ。挑戦したことに価値がある。

挑戦の過程で友人・知人を増やしていった。

収穫するには賞味期限がある。期限が来たら、また新しいことに挑戦し、新しい何かを創造しなければならない。

どんなに優秀な人でもずっと同じことを続けていてはゲームに勝つことはできない。

自分の時間を戦略的に使いたいなら、自分へ質問する必要がある。

「無駄になっている時間にレバレッジを効かせるにはどうするか？」

具体的にはブログにアップした一つの記事をSNSも活用して拡散する。
フェイスブックの投稿にブログのURLを貼る。ツイッターでブログからの短い引用を投稿する。インスタグラムにブログ記事と関連ある画像を投稿する。
リンクトインにブログ記事の要約を書く。

これらの作業に必要な労力はブログ記事を書く労力のほんの10%くらいだろう。
そのわずかな手間でブログ記事の拡散ポテンシャルを最大化し、より多くの人に読んでもらうことができる。

たいていの人は一つのことをするとそこで終わりにしてしまう。特にそれが時間のかかること、面倒なこと、お金がかかることの場合はなおさらだ。しかいｓ、一回の行動で二回以上の効果を出すことができれば、競争で優位に立つことができる。

周りに認められるエキスパートになるには三つの大切な要素がある。

アイデアをもとにコンテンツを創造する必要がある

人々は忙しい。あなたの存在に注目する理由を与えてあげなければならない。手っ取り早い方法の一つが社会的承認を手に入れること。すでに有名で信頼されているブランドや人を何らかの形で自分と結びつけることができれば、かなりの効果を期待できる。

コンテンツを創造し、信頼できる存在になることはもちろん大切だが、誰もあなたを知らなかったら、せっかくの努力も水の泡だ。自分の声をもっと広く届けるには、ネットワークの構築が欠かせない。

ネットワークづくりのメリットははっきりしている。興味深い人と知り合えること。新しい知識を学べること。トレンドを発見できること。もしかしたら、新しい仕事やクライアントにつながり、キャリアが大きく発展するかもしれない。

長期のネットワークづくりで目指すのは来週や来年の仕事につなげることではない。
尊敬する人との間に関係を築き、彼らと過ごす時間を増やすことが本来の目的だ。
正しい部屋に正しい人たちと一緒にいれば、チャンスが生まれる素地が整うだろう。

自分のスキルと相手のニーズが重なるところを見つければ、より意義深い関係が築ける。

最初のうちは、結果ははっきり出ない。膨大な時間を費やすことにもなる。すぐにあきらめる人、そもそも挑戦もしない人が多いのも仕方ないことだ。しかしここで努力できればあなたは競争で優位に立てる。この時に必要となるのが「戦略的忍耐」だ。
これは「いいこと」が魔法のように起こるのを待つことではない。必要な努力を理解し、その努力を続けることで、自分の力で「いいこと」を起こす。それができれば圧倒的な優位に立てる。